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畳Q&A​/スタイロ畳?ダイケン畳? :: 置き畳

xpwiki:畳Q&A/スタイロ畳?ダイケン畳?

概要 anchor.png[1]

  • 本来、畳はワラ畳[2]床と畳表[3]と縁で作られていましたが、ここ数十年で畳床[4]はいろいろな素材で作られるようになってきました。これらの畳床[4]のメーカー名を使ってスタイロ畳[5]、ダイケン畳と言います。
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呼び方の違い anchor.png[6]

  • 上記のように、畳床[4]の違いによってメーカー名から「(メーカー名)畳」と名付けられています。
toko-sta.jpg

スタイロ畳[5]床は、ダウ加工のスタイロフォームという発泡ボード[7]を使って作られた畳床[4]だ。
もともとは、上下をワラで挟んで作っていたのが一番最初の製品でした。
一般的な畳店も、スタイロ畳[5]床というと今でもワラとスタイロフォームを組み合わせた畳床[4]を思い浮かべるのが普通だ。
この場合は、スタイロフォームを使っているのでスタイロ畳[5]床と言い、カネライトフォームを使っている場合は、スタイロ畳[5]床とは言わずカネライト畳床[4]と区別して呼びます。

  • ところが、この「ワラ以外の素材」が初めて使われたのがスタイロ畳[5]スタイロ畳[5]床)で、当時(1970年頃)は相当なインパクトがあったため、ワラ以外の素材を使った畳床[4]は全てスタイロ畳[5]間違って呼ばれるようになります。
tokod-3.jpg

ダイケンボード[7]が誕生してからは、その素材の組み合わせは様々となり、ワラとダイケンボード[7]、あるいは、ダイケンボード[7]とスタイロフォームなど、数々の製品が世に出てきます。この時に、メーカーとしては、自社の部材が使われている物は、全て「(会社名)畳床[4]」と呼び、それで作られた畳のことを「(会社名)畳」と命名したため混乱が起きてしまいます。

  • つまり、ダイケンボード[7]とスタイロフォームを使った畳床[4]は、大建工業からすると「ダイケン畳床[4]」となりますが、ダウ加工からすると「スタイロ畳[5]床」となったわけだ。
  • このように、本来は、部材によって呼び分けるのですが、複数部材が組み合わされているのが普通であり、さらに歴史的にも混乱があったために、呼び方だけでは正確な製品が判らない場合も多々あります。
  • 現在では仕様書や発注書に「スタイロ畳[5]」と書かれることはまずありません。理由は、上記のように部材の指定が正確にできないからだ。

Last-modified: 2012-12-11 (火) 22:55:41 (JST) (4164d) by ゲスト